豊かで便利な現代社会。
物が溢れ、テレビやスマホ、パソコンが提供する世界に溺れる人々。
そして「1人でも生きられる」かのように錯覚し、人間関係から距離を取る若者たち。
果たしてこのままでいいのだろうか。
とちぎユースワークカレッジは、若者が社会参加をするための「学びと体験の場」である。
世間のルールを学び、農作業や職場体験を通じ働く楽しさを知る。
さらに様々な場面で仲間と話し合い、協力しながら学生自らが立案し、実現の方策を考える。
また、その過程で、学生は必然的に自分と向き合わざるをえなくなり、
そしてコミュニケーションを磨き、友との絆を深め、自らの自信に変えていくのだ。
例え、困難があろうとも、
宇都宮~日光間40㎞を完歩した学生たちが掲げたキャッチコピーのように、
「みんなで歩けばたどり着く」のである。
そしてそれこそが、「とちぎユースワークカレッジ」の学びの意味なのだから。
〒321-0345
栃木県宇都宮市大谷町2003-3
入学に関すること以外でも
お気軽にお問い合わせください。
TEL 028-666-0770
私たち「とちぎユースワークカレッジ」は
「若者の孤立」の予防と解決のために、
多くの人とてをつなぎ、絆のある社会をつくります。
とちぎユースワークカレッジが事業独立し、一年が経ちました。
「孤立する若者を少しでも支援できれば」とスタートした事業でしたが
私たち以上に、変わりたいと願っていたのは彼ら自身でした。
私たちが投げた小さなボールが、静かな水面に波紋を起こし、彼らの心の中で波となっていく
誰かの心の中に起った波が、他の誰かの心に波紋を起こしていく。
人は、人と居ることで、不安も高くなりますが、意欲も高くなります。
不安を超えて意欲が生まれる時、彼らは次の一歩を踏み出すのです。
そのために、必要なのは、他者の存在、人と居るということです。
私たちは、一人でもがき、不安の海でおぼれそうになっている彼らが
人の居る岸辺にたどり着くために何をすべきなのか、問い続けています。
歩き出した彼らのためにも、これからカレッジのドアをたたこうとする若者のためにも、
とちぎユースワークカレッジは、平成25年度NPO法人を目指します。
私たちが解決しなければならないのは、彼らではなく、彼らを育み、彼らを抱えている社会です。
私たちにできることは何かを問い続け、小さなボールを若者に、社会に投げ続けます。
とちぎユースワークカレッジ代表
横松 陽子
【略歴】
宇都宮出身。筑波大卒(教育学専攻)。
東京で教科書出版社勤務後、1987年に宇都宮に戻る。
専門学校非常勤講師やタウン誌編集などを経て、
2009年から、とちぎユースワークカレッジ事業の立ち上げに参加し、
2012年4月から現職。
キャリア・コンサルタント。